『動画大全』著者、明石ガクトが語るショート動画時代のマーケティング手法とは?

Tokyo FM「ONE MORNING」ラジオ出演 書き起こし
3/29(水)、ワンメディア 代表取締役CEO 明石ガクトがTokyoFM「ONE MORNING」に出演。最新のマーケティング手法について熱く語りました!TikTokやYouTubeなどで流行る短い動画を活用したマーケティングの方法を紹介。自身の著書『動画大全 SNSの熱狂がビジネスの成果を生むショート動画時代のマーケティング100の鉄則』についても言及し、TikTokのエンゲージメント重視の戦略や、次世代のトレンドであるメタバースの可能性など、興味深いトピックも満載!最新のトレンドを知りたい方やマーケティングに興味がある方には特にオススメです!
 

 
ユージさん: 今日は、ワンメディアの代表取締役CEOである明石ガクトさんにお越しいただきました。明石さん、幅広いジャンルの企業のYouTubeやTikTokをプロデュースしているとのことですが、これまでにどのような企業を手がけてきたのでしょうか?
 
明石ガクト: これまで私たちはトヨタさんやユニクロさん、あとは自動車保険のチューリッヒさんなどのYouTubeチャンネルをトータルプロデュースしてきました。
 
ユージさん: 明石さんは、自身の著書『動画大全 SNSの熱狂がビジネスの成果を生むショート動画時代のマーケティング100の鉄則』の発売が3/30とのこと。明石さん、この本の内容について教えてください。
 
明石ガクト: この本では今TikTokやYouTubeなどで流行っているショート動画を活用したマーケティング手法について紹介しています。400ページ、12万文字の大作に詰め込みました!スマホ1台とこの本1冊があれば、誰でも明日から動画制作が可能です。
 
ユージさん: TikTok、すごい中毒性がありますよね。
 
明石ガクト: 今流行りすぎちゃって、アメリカの議会で禁止論が起こるほどですね。
 
吉田明世さん: 明石さんは本の中で、TikTokではバズるよりエンゲージメントが非常に重要であることを紹介されていましたね。エンゲージメントとは、どういうものなのでしょうか?
 
明石ガクト: エンゲージメントは、動画を最後まで見たり、いいねやコメントをしたりすることが含まれます。エンゲージメントを積み重ねることで、アカウントをフォローしていない人にもコンテンツがおすすめで出てくるようになっているんです。TikTokやYouTubeショート、インスタグラムでもこの機能が使われていますね。
 
ユージさん: おすすめに出てくる動画って、確かにどんどん見ちゃいます。ほとんどがフォローしていない動画なんですが、投稿者側の工夫があってこそなんですね。
吉田明世さん: 企業アカウントもエンゲージメントがある方がいいってことですよね。
 
明石ガクト:そうですね。バズり狙いで、企業の文脈と関係ない施策をやってしまうとエンゲージメントは全然取れないんです。この会社はこういう情報を発信してほしいなとか、この人はこういうことを言ってほしいなって期待値があるじゃないですか。その期待値を裏切らない、積み重ねるのがエンゲージメントです。
 
ユージさん: なるほど。親和性が必要なんですね。
吉田明世さん:企業のエンゲージメントが高まった場合、どのような効果があるんですか?
 
明石ガクト: 一昨年、日経トレンディでも流行語に選ばれた「TikTok売れ」の現象が起こります。TikTokを起点に筒井康隆さんの小説が数年振りに重版がかかったり、リップモンスターというコスメが売れたり。また、昔からある音楽がリバイバルヒットすることもありますね。PUFFYさんの「愛のしるし」がTikTokで流行って、久しぶりにTHE FIRST TAKEに出演することもありました。
 
ユージさん:TikTokでトレンドを生み出した動画に共通点はありますか?
 
明石ガクト: TikTokの運営元のByteDanceさんが定義されているんですが、コンテンツ自体がマイクロコミュニティ化するということがあります。動画自体も大事なんですが、動画を見た人たちがコメント欄でディスカッションする状態になっているんです。見ている側が何か一言足したくなるような余白がある動画がトレンドを生み出していると言えますね。 コメント欄に遷移することで、レコメンドエンジンが働き、エンゲージメントが高い動画となる。よくインスタでも「保存してね」って書いてありませんか?あれって、保存が一番エンゲージメントのポイントが高いからなんですよ。
 
吉田明世さん: なるほど〜。今ショート動画の主流はTikTokと言われてますが、明石さんがTikTokの次に注目されているものは何かありますか?
 
明石ガクト: メタバースは、次のトレンドとして注目していますね。最近FORTNITEというゲームで、自分でゲームを作れる機能がついているんですが、あれこそメタバースですよね。FORTNITEの切り取り動画が、TikTokやYouTubeで流通しているので、動画の先にあるのはメタバースであると私は思いますね。
 
吉田明世さん: そんな動きがあるんですね。ちなみになんですが、ONE MORNINGがショート動画を投稿する場合、アドバイスとかってありますか?
 
明石ガクト: これはね、動画がどうこうというよりも継続が大事です!例えば、うちの社員で営業担当の男の子がいるんですが、TikTokのフォロワーが2.5万人近くいて。自分がTikTok売らないといけないから、勉強のためにグルメ動画を地道にコツコツ上げてたら、ある日一つの動画がバズったんです。一度注目されると、他にも似たような動画をあげてるから「この人をフォローするとこんな情報が知れる」とフォローが集中するんです。でも、彼の動画、僕も見ましたが取り立ててめっちゃすごいわけじゃなくて(笑)ごめん、佐々木くん。
 
ユージさん: 佐々木くんごめんね!(笑)
 
明石ガクト: いつ注目されるかわからないから、日々一定の期待値を満たす投稿を続けることが大事です。そして、テンポ感やスピードが大切ですね。
 
吉田明世さん: 勉強になりました。明石さんの著書『動画大全 SNSの熱狂がビジネスの成果を生むショート動画時代のマーケティング100の鉄則』は、3月30日に発売されるそうですね。企業の方や、マーケティングに興味のある方は、是非手に取って読んでみてはいかがでしょうか。
 
明石ガクト: ありがとうございます。動画をビジネスとして活用するためのノウハウがたくさん描かれていますので、是非参考にしてください。
 

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